末の事(まつのこと) 徳水山 真壽寺 ブログ

砺波市出町にある真宗大谷派の寺院です。1649年開基と伝わる念仏道場としてのお寺です。徳水山真壽寺と申します。ですが、あだ名として、まつじ として呼ばれる事が多く、もしかしたら まつじ の方が通りが良かったりします。

はじめます

ふと、思い立ってブログをはじめます。富山県にある真宗大谷派寺院・真壽寺と申します。

いわゆる浄土真宗のお寺です。
もともとは、仏教の道場としての役割を担っておりましたが、現在は、ほそぼそと寺院活動を行っています。寺院としての活動は小さいのですが、ネットを介して、皆様に仏教・浄土真宗についての教えを普及できればいいなと思って、ブログをはじめてみます。根気がないので、どこまで継続できるかは、わかりませんが、少しずつしたためていきたいと思います。

 

さて、2020年5月11日現在、新型コロナウイルスが猛威を振るい、世界中が感染の恐怖に陥っています。人間社会というのは、つくづく自分勝手なもので、暑ければ暑いと嘆き、寒ければ寒いと嘆き、冬に雪が降らないと暖冬だと憂い、感染症に悩まされるとあいつが悪いとか、あの国が悪いといった愚痴と攻撃の繰り返しです。

人は、生まれがえらべなかったように、死ぬ場所や病もえらべないという当たり前のことがありますが、人は当たり前のことは、見ないようにふたをして隠しておくものです。ギリギリの時まで、隠しておく。

こういう世界に感染症が流行すると、普段感じない不安を感じるわけですが、結局のところ、その不安というのは、自分の生命が危険にさらされたり、肉親の生命に危険が及ぶのではないのかという不安に起因します。

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境内の枝垂れ桜です。

昨年の暖冬を乗り越えて今年も咲きました。

 

人にとって、鏡となるものは、なんですか?

ふと、そんな事を考えています。